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宮ーooigawa2

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        2017-08-01       1946回目










Giulia Ti Super










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アルファロメオと言う車は不思議な車である。
自分の場合まず先に『嫌う』と言うイメージから必ず入るのだ。
確かに中には美しく魅力的なモデルもある。
それでも何か『格好付けただけの車』の様なイメージがあったり その個性的過ぎるスタイルに嫌味を感じたりする事が多かった。

この箱型の何の変哲も無い地味な車もそうだった。
惹かれる要素の乏しい 決して振り返る事の無い容姿は 多少のアクはあったとしても魅力的に感じる事は第一印象としてまず無い。

それがどうした事か こうしていつの間にか惹かれてしまっている、、、。

それがアルファロメオなのだと言えば そうなのかもしれないが 正直今でも自他を説得できる説明に悩んでいる。









今思えば後に入る知識から 確かにこの車のイメージは少しずつ変わっていった様に思う。

初対面のインスピレーションはあまり良くない。
しかしながら話していくうちに本当に少しずつではあるが徐々に 徐々に成長する人間関係の様に この車との相性は違和感を抱えつつも確実で いつも深く心に轟いていた。




例えば この車は当時の有名なデザイナーによって描かれた車ではない。
この車は アルファロメオ社内の無名のデザイン部門の人間によって描かれていている。
一見すると少し地味な車に見えるのは恐らくそのためなのかもしれない。

しかしながら見た目のみを重視しないメーカー側の見地は 見た目を重視するデザイナーに比べて恐ろしく堅実だ。
当時珍しかった風洞実験を執拗に行い より空力的なフォルムと広い室内スペースの両立に成功する。

ここで驚いて欲しいのだがこの車はこの時代 Cd値=0.34を実現しているのだ。
それは あの流線型で美しいジャガーのEタイプでさえ0.44だったことを思えば このジュリアの設計がいかに思慮深いものだったかを認めざるを得ないだろう。

深く根付いた知識は思慮を変える。
精妙なカーブやベルトライン下の丸い凹断面...
カムテールなどを組み合わせて優れた空力と活発なパワートレイン...
ジュリアがより深く 見る者にしか見えない美しさを感じさせてくれたのは それを知ってからになる。









アルファロメオと言う車はかつて古い記事にも書いたが レースとはかけ離れて考えることの出来ないメーカーになる。
レースの結果が 車の販売実績に直接関わる時代でもあったが それよりもメーカーとして意地でもレースで勝ちたかったのがアルファロメオなのである。
フェラーリの創業者エンツォ.フェラーリが アルファロメオのドライバーだったのも有名な話し。
とにかくアルファロメオは レース レース...レースに重きを置くメーカーなのである。




ここで再び言う。

この箱型の何の変哲も無い地味な車に一見して誰も振り返ることは無いだろう。
多少のアクはあったとしても魅力的に感じる事は第一印象としてまず無いのだ。

しかしながら更に言う。

このアルファロメオ ジュリア TI スーパーは レースのホモロゲーション獲得の為に501台しか作られ無かったスペシャルモデルである。

1963年のツールドフランスでは3台のフェラーリに続き4位で入賞するという素晴らしい成績を残している。

過酷なレース経験の多いジュリアTiスーパーは その生涯が故 残存台数が極端に少ない。
オークションに偶にかけられても予想入札価格は1250万〜1750万円となり かなりの高額になる。


『蓼食う虫も好き好き』と言う言葉がある。
アルファロメオは恐らく強烈な味のする蓼なのであろう。
そして それを食う虫も強烈な虫と言えるのだと思う。

ジュリアTiに乗るまで恐らくあと1カ月。

ルドヴィコ.エイナルディーの曲が ジュリアの走りを一層美しくさせている映像がある。

ユーチューブを添えておく。






















































        2017-07-28       1945回目










ついに 本物 酔夢譚。 整備進捗状況












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↑ 予備検査に向けて さらに整備が進行中の我がジュリア。
周りでは同じ様に 次々と販売された車が入庫し そして整備が進められて試運転を経て出庫 納車されて行く。

どの車もメーカーも違えば年式も違う全く画一化されていない個性の強い複雑な車ばかり。
さぞかし整備をされている方のご苦労は絶えないと思う。
しかしながら 離れて見る我々からすれば実にテキパキと段取り良く作業が進められていて驚きの連続である。
聞けば作業は ほぼお一人の方がされているという...。
おそらく一日の段取りがシッカリと見えていて 帰る時間もシッカリと決まっているプロの中でも最高のプロの方のお仕事なのである。










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↑ エンジンルーム内のあらゆる配管 (ラジエターの上下ホース ヒーターホース 燃料系 オイル系ホース) の交換をしていただいている。
電気の配線 ハーネス類の接続端子の不良箇所も全てやり直し。
プラグの交換は当然のこと ポイント コンデンサ ローターやデストロビューターなどの電装部品も新品に交換される。









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↑ 交換される新品のゴム系配管 ベルトなど。










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↑ こちらには燃料系のホースが用意されている。










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↑ 足回りも更新してディスクブレーキも一新される。









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↑ 悩んだところの1つにタイヤの選択があった。
あくまでも当時の時代背景に合う見た目が重要で かつ安全なタイヤを選択したいところ。

最初に浮上したタイヤは 当時のレース用タイヤが今でもビンテージカーへの供給販売を続けている ミシュランXASタイヤ155-15を候補にする。

しかしながら このタイヤはあくまでもレース用タイヤであり 性能が良すぎる事によりスポーツ走行時のボディーや シャーシへの負担がかかり過ぎ その点華奢なジュリアには不向きと判断し 断念する。

また 対極の位置にブリジストンのスニーカーなどの廉価版タイヤもあるが それでは折角の雰囲気が損なわれてしまうので それも断念する。

そこで見つけたのが FirestoneF-560ラジアルタイヤ 155R15サイズ(扁平率:82) 。
まさにジュリアのカタログデータそのもののサイズで 雰囲気や見た目は完璧 かつ性能も申し分無い。
そこそこグリップしつつも タイヤを鳴らせながらボディーを守って車を操ることが出来 ジュリア本来の楽しい走りを堪能出来るのではないかと思っている。









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↑ 装着感もまずまずの感じ。
扁平率82パーセントとは 今の乗用車では信じ難い腰高感であるが それこそがビンテージカーには必要な条件。
皆が拘り大切にする『雰囲気』というものなのである。

実際にヨーロッパでレストアされて販売されている同じジュリア1600tiに 同じタイヤが装着されている例を数例見る。

ファイヤーストンは 以前乗っていた1954年式ビートルでもホワイトウォールの白い方で使っていた。
さすがに本格的なスポーツ走行を楽しむ車では無かったので 走り込む事はしなかったが耐久性が十分にあることは証明されている。











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2017.














ワールドビンテージカーズ広島













        2017-07-22       1944回目









少し離れて見る休日。














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1999年式  cannondale super v700。

もうかれこれこれに乗って 19年。

2015年に一度レストア。

1999年式のボディーに元々備えられていたディスクブレーキ取り付け座を利用して 以前のVブレーキから デスクブレーキ化している。

なかなか休みも無く 乗る暇も無い毎日なのだが レストア後 主に近くの公園ばかりを走って レストア後の走行距離はもうすぐ1500キロに届く見込みだ。











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レストア時の画像だが 換気設備の整った自分の仕事場の天井にボディーを吊るして 自動車用のウレタンクリア塗装に挑戦する。

ウレタン塗装とは 塗料に硬化剤を混ぜることにより固まる塗料。

非常に美しくて深みのある艶と 緻密で粒子の細かい塗装になるのが長所。









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ウレタン塗装は 足付け作業という 耐水ペーパーで地肌をミクロに傷つける面倒で地味なな工程から始めなければならない。

艶のない奥に置かれたメインフレームがその状態。

ウレタンのスプレー缶は ボタンをプッシュして硬化剤を混ぜた時点から硬化が始まってしまう。

なので 塗装を始めると使用出来る時間が限られているので作業は一発勝負になる。









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ウレタンクリア塗装で仕上げたかったのは 復元の難しいこの様な細かいデカールがあるから。

文字の反対側が見えなくて一見して 「MADE IN USA」 に見えるが 実は 「HANDMADE IN USA」 と書かれている。

違いは 「MADE IN 」 の場合 部品を他国で生産し 組み立てだけを自国ですればそう表記出来るが 「HANDMADE IN 」 の場合 部品も組み立ても自国で行わなければならない。

そこが 当時のキャノンデールと謂う自転車メーカーのこだわりであり 誇りでもあった。









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現在 残念ながらキャノンデールは外国資本のメーカーになり 一部の高級車種を除き海外生産のメーカーになってしまった。

しかしながら この自転車が販売されていた時代 このメーカーの注目されていた度合いや 皆の憧れの度合いは 半端ではなかった。

リアサスペンションマウンテンバイクを初めて量産したのもこのメーカーであり 先進的な自転車のデザインと技術をリードしてきて 会社としての販売業績は 平均で年20パーセントの伸び率を記録している。


自分はかつて冬の夜道をこの自転車で走っていたのだが トラックが落としていった人の頭の大きさにもなる氷の塊を踏んでしまったことがある。

踏むと言うより乗り上げると言う方が正確だが とにかく自転車は安定していてバランスを崩すことが無く安全に走行し 驚いた事があった。

これがキャノンデールなのだなと本当に満足した。

ジュリアもそうだが この自転車も自分にはとても大切な宝物。

大事に大切にいつまでもいつまでも乗っていたいと思う。


















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近くの公園 近くの海













        2017-07-15       1943回目










ついに 本物 酔夢譚。  動力伝達部 整備












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↑ 走りこみ作業で不具合を一つ一つ出しながら問題解決していく 1963年式 Alfa Romeo Giulia 1600 Spider。

地道な作業だが ここでどこまで問題点を出し切れるかがとても重要になる。
部品を取り付けてすぐに納車されても 後々に不具合が出てしまうのがビンテージカーなのだ。

隣には我が 1966年式 Alfa Romeo Giulia 1600 TI 。
作業が始められたばかりで 走りこみ試験はまだまだこれからになり 先ずは予備検査の取得が目下の目標。

リアには テールレンズがはめられ 日本でのナンバープレートの取り付け枠が装着されているのが今までに無い新しい変化になる。
日本より大きいイタリアでのナンバープレート取り付け穴は 現在はゴムで栓をしているが後に穴埋めしていただく予定。

この様に 我がジュリアと共にここでどの様な車が並行して整備されていたか後々貴重な資料になると思うので 出来るだけ掲載していこうと思う。


因みに ここで並んだ2台のジュリアは 両方とも Giuliaの冠を被っているのだが 生い立ちが違って複雑になる。
手前のスパイダーは ジュリアが1962年から新シリーズとして製造されるに伴って名前が ジュリエッタからジュリアに変わったもの。
ただし名前だけが変わったのでは無く エンジンが1300ccから 1600ccにパワーアップされて搭載されて ボンネットにエアーインテークの追加など 多少のモデルチェンジは見られるが イメージはジュリエッタ以来のデザインそのもの。

この辺り ジュリア系のややこしいところになるのだが ジュリア登場当時のアルファロメオでは 車のデザインとは関係無く 1600ccイコール Giulia と命名する基準が生まれている。
そのため デザイン的にはジュリエッタだったこの車は エンジンのパワーアップと多少のマイナーチェンジと共にジュリアへの改名となるのだが 直ぐに ジュリアから廉価版1300ccが登場して その法則は当てはまらなくなってしまう。
そう言った時代の流れの中 戦後のアルファロメオの第一段階の量産化と 美しいデザインで一時代を飾った ジュリエッタは こうしてジュリアに名前を変えながら静かにフェードアウトして行く事になる。
 











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↑ さてさて ここからが我が giulia 1600 ti について書いていこうと思う。

しかしながら 自分のジュリアの呼び方(書き方)がまだ定まっていないのに気付く。
『ジュリア』 と単純に書いたり  『ALFAROMEO GIULIA 1600 TI』 と正しく書いたり  『お嬢』 とか 『ジュリア嬢』 とも書いたりもしている。
一月の正式購入契約以来 何せ会ったのはまだ一度きり。
いまだに 我がジュリアと呼ぶのも恥ずかしくて抵抗があって 呼び方や書き方が定まらないのも仕方がない。

ちなみに 『ジュリエッタ』 の名前は ロミオとジュリエットのジュリエットから アルファロメオが拝借して 名付けたもの。
『ジュリエッタ』 とは 小さなジュリア とか ジュリアの妹さん の意味を指し つまり 『ジュリエッタ』 は 『ジュリア』 の妹と言う意味になる。

ここで不思議に思うのは 妹が先に生まれて 姉が後に生まれることだ。
妹の ジュリエッタ が先に登場し 姉の ジュリア が後に登場する。
時間の設定がおかしいのだが ここ辺りは複雑に考えないのがイタリア流なのかもしれない。
また 日本人には ジュリエッタ と ジュリア の名前の区別がつきにくい。
実際に良く ジュリエッタ と間違えて呼ばれたりもする。
更に ジュリア には ジュニア と言う代表的なモデルも登場し 発音を更にややこしくしている。 
とにかく 色々とややこしいのが この時代のアルファロメオなのだ。










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↑ いよいよミッションを降ろしての作業開始!
オーナーとしては滅多に見ることの無い (出来ればあまり見る機会に恵まれたく無い) シーンがこれから始まり興味深々だ。









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↑ ボルトがいっぱい付いている方 向かって左側が 後ろ側 向かって右側が前方になる。
後ろは プロペラシャフトに繋がり エンジンからの動力が後部のデファレンシャルギアーを介してリアタイアに伝達される。
逆に前方は クラッチを介して エンジン動力部に繋がる。
それにしても 人間はよくこんな複雑な物を開発したと思う。
もし何かの間違いで人類が ほんの少しの人数を残して消滅してしまったら たかが半世紀前のメカニズムを復元させることも難しい。










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↑ さらに複雑な部分 シフトリンケージを分解していただいている。
シフトリンケージは ギアーチェンジをミッションに伝える複雑な関節部分。
こちらに向かって伸びている短いバーが ギアチェンジに必要なシフトノブに繋がり 我々はそれを動かしてカチカチとギアチェンジを行う。

以前乗っていた1954年式ワーゲンは リアエンジンで当然ミッションも後ろにあった。
シフトノブからトランスミッションまで距離があり 長い棒を介してリンケージの役目を果たしていた。
おそらくジュリアとは 変速の感覚が違うのだろうと思う。











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↑ クラッチケース側と  シフトリンケージ側を外されて ミッション本体のみとなった画像。
ギアーだけを見てみれば意外と小さく思えるが ギアー比を変えながらここに1t以上の力がかかる。










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↑ 手に持っていただいて写っている部品は ギアーのシンクロ。
ギアーチェンジの際に回転数を合わせてチェンジをスムーズにさせる。










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↑ 構造が よくわかってなくて残念なのだが 溝が磨り減っていて交換になる。









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↑ 左に転がっているのは フロントエンジン から リアドライブへと離れた位置に動力を伝える プロペラシャフト。
右はシングルキャブレターである ジュリアTIの エアクリーナー。 









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↑ 綺麗に磨かれた シフトリンケージと クラッチカバー。
クラッチも当然 新品に交換。 









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↑ ジュリアの動力伝達の経路が 大変よくわかる写真。
手前のオイルパンの奥に見えているギアーは エンジンのフライホイル。
そこから先が上記の様に降ろされて整備中になるのだが クラッチ トランスミッション プロペラシャフト そして最後にデファレンシャルギアーに繋がり 左右のタイヤへ動力が伝えられる。









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↑ 動力伝達の最後を任さられる デファレンシャルギアー。
カーブ時における左右のタイヤの回転数を変えて 回頭運動を容易にさせる 複雑かつありがたいギアー。















































ワールドビンテージカーズ広島













        2017-07-11       1942回目










ついに 本物 酔夢譚。  












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↑1966年 (昭和41年)に製造された ALFAROMEO GIULIA 1600 TI 。

テレビで 初代ウルトラマンが放送されたのもこの年だ。

自分が一歳の時に産まれた車で もう半世紀以上も前の車になるが デザインを見て 決して古臭いとは思わない。

なぜかと言えば それを思えば自分も年老いてしまったのを認めてしまうに等しいから。

若くはないにせよ まだまだ現役だと思っているし これからも現役で居たいと思っているから.....

なので この車とはお互いずっと若さを張り合っていたいと思っている。










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↑ 1966年(昭和41年)に製造された ALFAROMEO GIULIA 1600 TI 。

ラジオも無ければ クーラーも無く 有って誇れる物と言ったら 走って涼しい三角窓ぐらいしか無い。

何せアポロ11号によって人類が月に行く3年も前の車だから.....
無いのが普通で 有る事がとても凄いと思える時代の車だったのだ。











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↑ 1966年(昭和41年)に製造された ALFAROMEO GIULIA 1600 TI 。

武道館にビートルズがやって来て 前座に 内田裕也や ドリフターズが出ているのもこの年だ。

『ろっけんろ〜〜る』で 『おいぃ〜〜っす』なのが このジュリアなのである。












































ワールドビンテージカーズ広島













        2017-07-08       1941回目










ついに 本物 酔夢譚。  2017.6.30 いよいよ本格的なメカニカル作業開始!












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↑ エンジンの走りこみ調整が続いている ABARTH 850TC の隣で いよいよジュリアTIのメカニカル作業が始まった。

850TC の走りこみ調性とは いわゆるジュリアの今後の作業工程を指し 整備が一通り終わった後に徹底的に公道に出て問題点を出す重要な工程になる。

そのため あらゆる条件(気温 水温 油温 走行速度 距離)を変えて故障しないかの試運転確認作業で ビンテージカーの場合特に重要になる。

人も時間も無く 整備作業が終われば即納車になりがちな この種の整備工場だが それをどこまで徹底的に出来るかが こちら側ユーザー側の 整備工場を選ぶ判断基準になる。








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↑ 先ずは エンジンマウントや トラニオンアームブッシュの交換。
ドライブシャフトセンタージョイントや カップリングの交換。
クラッチ交換から ミッションケースを開けて シンクロの交換などを行う。









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↑ 用意された新品のエンジンマウント。
エンジンマウントは エンジンとボディーとを繋ぐ 一つの緩衝材。
ここにジュリアの1600CCエンジンの重量が直にかかるため 長年のエンジンの振動などで傷んでいる場合が多い。
ビンテージカーは 問題が秩序無く後々になってから発見されることが常で 非合理的な散財を繰り返してしまう場合が多い。
古い車を扱うコツは 『やるときは1回』 エンジンを下ろすなど大きな修理をしているときに やれる事は全てやっておくと 後から起こってしまう無慈悲な故障から避けられる可能性が高くなる。









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↑ 外されたジュリアの トラニオンアーム。
役割は シャーシとデファレンションギアーをつなぐアームで 接合部のブッシュにガタが出てくると後輪がビシッと定まらず シフトアップ直後などパワーが掛かるとリアがヨロッとふらついたりしてしまう。
走行中 ロールをしているとき不可思議なリアの上下動や 横滑りを起こしているとき 両端のブッシュが痛んでいたり欠落してしまっている事が多い。
ブッシュはウレタン製で 左右及びデファレンシャルギアー側のブッシュを交換。
これで本当の意味でのアルファダンスを味わえる事になるだろう。

上記のエンジンマウントの交換や トラニオンアームのブッシュ類の交換は 新車に近いジュリアの乗り味を楽しむためには必須で それを当たり前なテンションで作業を行ってくれるショップには感謝でいっぱいだ。









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↑ ブッシュ交換後のトラニオンアーム。









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↑デファレンシャルギヤーの上に固定されたトラニオンアーム。

































2017.6.30














ワールドビンテージカーズ広島













        2017-07-06       1840回目










ついに 本物 酔夢譚。  どう乗るのか。












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↑ 目一杯車体をロール(車体を傾ける)させながら ジュリアが限界速度でやって来る。

昔から言われているアルファロメロ特有の運転特性で アルファ乗りはこの傾斜姿勢を お洒落にも 『アルファダンス』 と呼んでいる。

『アルファダンス』は 是なのか非なのか。

色々な解答を聞くが こればかりは運転してみないとまだわからない。



車の事が今よりもずっと人々に愛されていた時代 当時の若者の間で流行ったコミック誌があった。

GT roman。

そこには 車で自己表現し合っていた当時の若者の間で皆が共感出来るバイブル的な物語が毎回描かれていた。
以下は その中での一文。



『ジュリアは このグラっと傾いてからが結構...踏ん張ってくれるんだ‼︎』
『限界は タイヤが鳴いて スキール音を出すまで...』

『でも...限界に挑戦するんじゃなくって 限界一歩手前までのバランス感覚...』
『それを楽しめるのがジュリアなんだ。』











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↑ 『3000回転くらいからコイツは元気になる』

『カムに乗る っていうのは こう言うことなのか!』

『アルファはタコメーターをレッドに入れてからが生きるんだ。』

『この4気筒ツインカムがアクセルに敏感に反応して...』

『パワーが気持ち良く盛り上がると...』

『排気音(エクゾーストノート)がミュージックに変わるんだ!』


以上GT romanより。



写真は1949年からオランダで開催される伝統ラリー
TULIP RALLY 1966年開催の物。
我がジュリアの製造年に一致する。
写真の車体は1965年からツインキャブエンジンで製造が開始させていた ジュリア スーパーになる。


多少のロウダウンとフォグランプの装備が決まっていて 正に自分が目指しているスタイルになる。












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↑ アルファロメオと言う車の歴史は いつもレースと共にある。

レースにおける成績が 車の販売実績に直接繋がっていた時代背景もあるが 自分はそんなアルファロメオが持つ雰囲気が大好きだ。

画像は レース参加のホモロゲーション取得の為に501台生産されたスペシャルカー giulia TI super だ。

惜しみもなく目一杯闘っている姿がかっこよく 憧れの姿を写した一枚になる。

クーペのスペシャルカー GTAより はるかに残存台数が少なく 今では天文学的な値段でも手に入れるのは難しい。









↓ 一度 ジュリアの音を聞いて欲しい。
排気音がミュージックに変わる瞬間を味わっていただけるかもしれない(笑)











































        2017-07-01       1839回目










ついに 本物 酔夢譚。  トップシーリング作業 2017.6.8














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↑ ジュリアに動きがあり 室内にビニールシートが被される。









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↑ マスキング作業だと思われるが とても面倒な作業。









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↑ 実は このジュリア購入に際しお願いしていることがあった。
画像は イタリア買い付け時のトップシーリングの状態。
パンチ(穴)の入った純正オリジナルの生地による天張りで 旧車として当然の使用感が認められるものの 希少価値は非常に高く状態はいい。










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↑ フロント付近は素晴らしいコンデションを保つジュリアの天張りだが 後部窓付近には結露によるシミが若干出てしまい個人的な趣向によるものだと思うが 多少の清潔感に欠ける。

ビンテージカーの修復の難しい所で 何もかも美しくまっさらにやりかえるのも悪くはないが そこまで歩んできた車の歴史を重んじなければならない様に思う。
フルレストアの施された車両の美しさや良さは解るが その半面失ってしまうものも大きい。












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↑ そこで オリジナル生地を残したままで ペイント作業を伴った染み抜き修復が行われた。
ペイントするにも色の誤差が出てしまい その範囲も広く想像を絶する難易度があったと思われる。

イタリアで写された写真と同じ角度で写された写真だが 信じられないぐらい完璧な仕上がりで嬉しくなる。










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↑ 美しく仕上がったトップシーリング。
窓の外には まもなく足回りが仕上がり出場を待つ トルネードブルーのジュリエッタが作業中。









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2017.6.8














ワールドビンテージカーズ広島













        2017-06-25       1838回目










ついに 本物 酔夢譚。














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↑初顔合わせの日 2017.5.20  車同士も初顔合わせ。














まさに 本物 酔夢譚。

譚とは 話し ... まさに 酔った夢のような 嘘みたいな掴み難い 実感の薄い物語。


欲しいと思うことは誰にでもある気持ち。

憧れることも誰にでもある気持ち。

でもそれが車の場合 しかも旧車の場合 実現させてしまう事はとても難しい。


もし 遠出した際に起こってしまう突然の故障。

それが 仕事に影響が出てしまった場合の責任。

それでも修理 維持していかなければならない精神力と 経済力。

どれもこれも 酔っていない状態 つまり しらふでは決して行き着くことの無い 実感の薄い覚悟の甘い決断だった。

ついに 本物 酔夢譚。

甘くはない現実が待っていよう。

今は このまま醒めずに酔っていたい。






























2017.5.20














ワールドビンテージカーズ広島













        2017-05-24       1837回目










ついに 本物 酔夢譚。  2017.5.24 作業開始












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↑ファクトリーに移り いよいよ本日より徹底的な整備作業開始!
納車までは恐らく3ヶ月は有する整備期間になろう。  
後ろの仮ナンバーが付いてる1300 GTJ は 最後まで想い悩んで購入候補に入っていた一台。
結果 自分の1600 ti 購入より数ヵ月後に売れる事になるが 広島在庫車だったため先に整備が進められ 出場納車が目前の状態に。
1300 GTJ は アルファロメオの旧車として 知名度も人気度も恐らく一番の車になるが 自分が乗った場合の違和感が最後まで付き纏い 少し地味なイメージの1600 tiに決定。 









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↑クーペ(2ドア)1300 GTJ とは違い フロントビューでは素朴な表情を見せる ベルリーナ(4ドア)1600 ti.。
そこが魅力でもあり いささか不満でもあるのだが その1600 ti をどの様に弄くるか 或いはこのまま弄くらないかを 現在も思案中。










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↑先ず作業に入ったのは グリルを外し メッキ 及び 磨き研磨にて光らすことに。
グリルを外されたジュリアは 全く別の顔になる。
それにしても グリルの外された裏側までボディーは綺麗な状態で この車のコンディションは抜群なのが見て取れる。









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↑グリル正面 盾の側面に剥げた部分が見つかり メッキで対応。
他のグリルは作業効率を考え 分解した後 研磨艶出しへ。









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↑盾の裏側に補修が必要な部分が見つかり リベット打ち込むが 効率的な研磨作業を行うため再び分解。









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↑初対面の際にリアランプのレンズ左側に ひびが入っていて車検が通らない旨を伝えられており レンズを交換する為外されている。









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↑確かに拡大してよく見ると左側のオレンジの部分にひびが入っているのがわかる。
4~5社から製造されていたリアランプだが このジュリアに取り付けられていたのは 中でも一番人気の有るアルティッシモ社製。
造りが複雑で他社より抜群に丁寧なのがアルティッシモ社製の人気の理由だが それだけに非常に高価で流通量が少なく 手に入れられるのか不明。
因みに違うメーカーではネジの位置が違い同じテールランプでありながら互換性は無い。

















































2017.5.24














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