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        2017-07-15       1943回目










ついに 本物 酔夢譚。  動力伝達部 整備












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↑ 走りこみ作業で不具合を一つ一つ出しながら問題解決していく 1963年式 Alfa Romeo Giulia 1600 Spider。

地道な作業だが ここでどこまで問題点を出し切れるかがとても重要になる。
部品を取り付けてすぐに納車されても 後々に不具合が出てしまうのがビンテージカーなのだ。

隣には我が 1966年式 Alfa Romeo Giulia 1600 TI 。
作業が始められたばかりで 走りこみ試験はまだまだこれからになり 先ずは予備検査の取得が目下の目標。

リアには テールレンズがはめられ 日本でのナンバープレートの取り付け枠が装着されているのが今までに無い新しい変化になる。
日本より大きいイタリアでのナンバープレート取り付け穴は 現在はゴムで栓をしているが後に穴埋めしていただく予定。

この様に 我がジュリアと共にここでどの様な車が並行して整備されていたか後々貴重な資料になると思うので 出来るだけ掲載していこうと思う。


因みに ここで並んだ2台のジュリアは 両方とも Giuliaの冠を被っているのだが 生い立ちが違って複雑になる。
手前のスパイダーは ジュリアが1962年から新シリーズとして製造されるに伴って名前が ジュリエッタからジュリアに変わったもの。
ただし名前だけが変わったのでは無く エンジンが1300ccから 1600ccにパワーアップされて搭載されて ボンネットにエアーインテークの追加など 多少のモデルチェンジは見られるが イメージはジュリエッタ以来のデザインそのもの。

この辺り ジュリア系のややこしいところになるのだが ジュリア登場当時のアルファロメオでは 車のデザインとは関係無く 1600ccイコール Giulia と命名する基準が生まれている。
そのため デザイン的にはジュリエッタだったこの車は エンジンのパワーアップと多少のマイナーチェンジと共にジュリアへの改名となるのだが 直ぐに ジュリアから廉価版1300ccが登場して その法則は当てはまらなくなってしまう。
そう言った時代の流れの中 戦後のアルファロメオの第一段階の量産化と 美しいデザインで一時代を飾った ジュリエッタは こうしてジュリアに名前を変えながら静かにフェードアウトして行く事になる。
 











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↑ さてさて ここからが我が giulia 1600 ti について書いていこうと思う。

しかしながら 自分のジュリアの呼び方(書き方)がまだ定まっていないのに気付く。
『ジュリア』 と単純に書いたり  『ALFAROMEO GIULIA 1600 TI』 と正しく書いたり  『お嬢』 とか 『ジュリア嬢』 とも書いたりもしている。
一月の正式購入契約以来 何せ会ったのはまだ一度きり。
いまだに 我がジュリアと呼ぶのも恥ずかしくて抵抗があって 呼び方や書き方が定まらないのも仕方がない。

ちなみに 『ジュリエッタ』 の名前は ロミオとジュリエットのジュリエットから アルファロメオが拝借して 名付けたもの。
『ジュリエッタ』 とは 小さなジュリア とか ジュリアの妹さん の意味を指し つまり 『ジュリエッタ』 は 『ジュリア』 の妹と言う意味になる。

ここで不思議に思うのは 妹が先に生まれて 姉が後に生まれることだ。
妹の ジュリエッタ が先に登場し 姉の ジュリア が後に登場する。
時間の設定がおかしいのだが ここ辺りは複雑に考えないのがイタリア流なのかもしれない。
また 日本人には ジュリエッタ と ジュリア の名前の区別がつきにくい。
実際に良く ジュリエッタ と間違えて呼ばれたりもする。
更に ジュリア には ジュニア と言う代表的なモデルも登場し 発音を更にややこしくしている。 
とにかく 色々とややこしいのが この時代のアルファロメオなのだ。










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↑ いよいよミッションを降ろしての作業開始!
オーナーとしては滅多に見ることの無い (出来ればあまり見る機会に恵まれたく無い) シーンがこれから始まり興味深々だ。









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↑ ボルトがいっぱい付いている方 向かって左側が 後ろ側 向かって右側が前方になる。
後ろは プロペラシャフトに繋がり エンジンからの動力が後部のデファレンシャルギアーを介してリアタイアに伝達される。
逆に前方は クラッチを介して エンジン動力部に繋がる。
それにしても 人間はよくこんな複雑な物を開発したと思う。
もし何かの間違いで人類が ほんの少しの人数を残して消滅してしまったら たかが半世紀前のメカニズムを復元させることも難しい。










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↑ さらに複雑な部分 シフトリンケージを分解していただいている。
シフトリンケージは ギアーチェンジをミッションに伝える複雑な関節部分。
こちらに向かって伸びている短いバーが ギアチェンジに必要なシフトノブに繋がり 我々はそれを動かしてカチカチとギアチェンジを行う。

以前乗っていた1954年式ワーゲンは リアエンジンで当然ミッションも後ろにあった。
シフトノブからトランスミッションまで距離があり 長い棒を介してリンケージの役目を果たしていた。
おそらくジュリアとは 変速の感覚が違うのだろうと思う。











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↑ クラッチケース側と  シフトリンケージ側を外されて ミッション本体のみとなった画像。
ギアーだけを見てみれば意外と小さく思えるが ギアー比を変えながらここに1t以上の力がかかる。










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↑ 手に持っていただいて写っている部品は ギアーのシンクロ。
ギアーチェンジの際に回転数を合わせてチェンジをスムーズにさせる。










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↑ 構造が よくわかってなくて残念なのだが 溝が磨り減っていて交換になる。









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↑ 左に転がっているのは フロントエンジン から リアドライブへと離れた位置に動力を伝える プロペラシャフト。
右はシングルキャブレターである ジュリアTIの エアクリーナー。 









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↑ 綺麗に磨かれた シフトリンケージと クラッチカバー。
クラッチも当然 新品に交換。 









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↑ ジュリアの動力伝達の経路が 大変よくわかる写真。
手前のオイルパンの奥に見えているギアーは エンジンのフライホイル。
そこから先が上記の様に降ろされて整備中になるのだが クラッチ トランスミッション プロペラシャフト そして最後にデファレンシャルギアーに繋がり 左右のタイヤへ動力が伝えられる。









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↑ 動力伝達の最後を任さられる デファレンシャルギアー。
カーブ時における左右のタイヤの回転数を変えて 回頭運動を容易にさせる 複雑かつありがたいギアー。















































ワールドビンテージカーズ広島













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