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        2017-08-01       1946回目










Giulia Ti Super










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アルファロメオと言う車は不思議な車である。
自分の場合まず先に『嫌う』と言うイメージから必ず入るのだ。
確かに中には美しく魅力的なモデルもある。
それでも何か『格好付けただけの車』の様なイメージがあったり その個性的過ぎるスタイルに嫌味を感じたりする事が多かった。

この箱型の何の変哲も無い地味な車もそうだった。
惹かれる要素の乏しい 決して振り返る事の無い容姿は 多少のアクはあったとしても魅力的に感じる事は第一印象としてまず無い。

それがどうした事か こうしていつの間にか惹かれてしまっている、、、。

それがアルファロメオなのだと言えば そうなのかもしれないが 正直今でも自他を説得できる説明に悩んでいる。









今思えば後に入る知識から 確かにこの車のイメージは少しずつ変わっていった様に思う。

初対面のインスピレーションはあまり良くない。
しかしながら話していくうちに本当に少しずつではあるが徐々に 徐々に成長する人間関係の様に この車との相性は違和感を抱えつつも確実で いつも深く心に轟いていた。




例えば この車は当時の有名なデザイナーによって描かれた車ではない。
この車は アルファロメオ社内の無名のデザイン部門の人間によって描かれていている。
一見すると少し地味な車に見えるのは恐らくそのためなのかもしれない。

しかしながら見た目のみを重視しないメーカー側の見地は 見た目を重視するデザイナーに比べて恐ろしく堅実だ。
当時珍しかった風洞実験を執拗に行い より空力的なフォルムと広い室内スペースの両立に成功する。

ここで驚いて欲しいのだがこの車はこの時代 Cd値=0.34を実現しているのだ。
それは あの流線型で美しいジャガーのEタイプでさえ0.44だったことを思えば このジュリアの設計がいかに思慮深いものだったかを認めざるを得ないだろう。

深く根付いた知識は思慮を変える。
精妙なカーブやベルトライン下の丸い凹断面...
カムテールなどを組み合わせて優れた空力と活発なパワートレイン...
ジュリアがより深く 見る者にしか見えない美しさを感じさせてくれたのは それを知ってからになる。









アルファロメオと言う車はかつて古い記事にも書いたが レースとはかけ離れて考えることの出来ないメーカーになる。
レースの結果が 車の販売実績に直接関わる時代でもあったが それよりもメーカーとして意地でもレースで勝ちたかったのがアルファロメオなのである。
フェラーリの創業者エンツォ.フェラーリが アルファロメオのドライバーだったのも有名な話し。
とにかくアルファロメオは レース レース...レースに重きを置くメーカーなのである。




ここで再び言う。

この箱型の何の変哲も無い地味な車に一見して誰も振り返ることは無いだろう。
多少のアクはあったとしても魅力的に感じる事は第一印象としてまず無いのだ。

しかしながら更に言う。

このアルファロメオ ジュリア TI スーパーは レースのホモロゲーション獲得の為に501台しか作られ無かったスペシャルモデルである。

1963年のツールドフランスでは3台のフェラーリに続き4位で入賞するという素晴らしい成績を残している。

過酷なレース経験の多いジュリアTiスーパーは その生涯が故 残存台数が極端に少ない。
オークションに偶にかけられても予想入札価格は1250万〜1750万円となり かなりの高額になる。


『蓼食う虫も好き好き』と言う言葉がある。
アルファロメオは恐らく強烈な味のする蓼なのであろう。
そして それを食う虫も強烈な虫と言えるのだと思う。

ジュリアTiに乗るまで恐らくあと1カ月。

ルドヴィコ.エイナルディーの曲が ジュリアの走りを一層美しくさせている映像がある。

ユーチューブを添えておく。






















































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